認知症プロジェクト
非薬物療法
認知症プロジェクト
Dementia project
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植物を育てることを中心に、植物に関連する諸活動を通して、身体や精神機能の維持・回復、生活の質の向上を高めます。
園芸療法では、病院の敷地内に約60㎡の畑を設け、そこで野菜や花を育てています。植物は身近なもので季節感もあり、自分達が植えて育てたものを収穫し、飾る、調理する、食べる、分けることで、自分達の作業の成果を実感しています。また、畑仕事については、患者さんから助言をいただく事もあります。
ダイバージョナルセラピーとは、『一人の人間がより楽しく意味のある生活を送るために必要なものを計画的に探し意図的に生み出していくためのあらゆる手段・手法』のことです。
生活の質(Quality of life:QOL)や精神的・身体的・社会的適応力を高め、生活の中に満足と自信を取り戻します。その人が主体の生活の場としてライフスタイルの環境づくりを行います。
ダイバージョナルセラピーでは、認知症治療病棟合同での行事を2カ月に1回のペースで行っています。のど自慢大会や病棟対抗運動会などを実施し、他病棟の患者さんや職員と交流や、競争をする中で喜びやくやしさなどの感情を引き出すことができるような関わりをしています。
タクティールケアとは、相手の手や背中にゆっくりと包み込むように触れることにより、不安な感情を取り除いたり、痛みを和らげたりする効果があるとされるスウェーデン生まれのタッチケアです。「タクティール」は、「触れる」という意味を持つラテン語の「タクティリス(taktilis)」に由来します。その言葉が示す通り、タクティールケアはつぼや筋肉を刺激するマッサージとは違い、継続的に優しい接触を行うことが特徴で安心感をもたらすといわれています。
当院に入院された患者さんの不安や苦痛を軽減し、精神的に安定してお過ごしいただけるように実施しています。
認知症治療病棟やパーキンソンリハビリ+教育入院の患者さんに対し、現在は、タクティールケアⅠの資格を取得した看護師、公認心理師、歯科衛生士、介護福祉士、病棟クラークが活動しています。ご興味のある方は、ぜひ、病棟スタッフにお尋ねください。