診療科・部門

もの忘れ外来

ご挨拶

日本は超高齢社会を迎えており、高齢者(65歳以上)人口は3,625万人、全人口の約3割を占めています。また、高齢者の約10~30%の方が認知機能低下を認めるとされております。(厚生労働省HPより)
最近では医学の進歩により、認知症になる前段階(Mild Cognitive Impairmentの頭文字をとってMCIと呼ばれています。)での早期診断や早期治療が可能となってきており、その発症や進行を遅らせることもできるようになりつつあります。

当院の“もの忘れ外来”は、そういった医学の進歩を踏まえて、認知症を出来るだけ早く見出し、早期治療を行うことを目的として平成14年6月より診療を行っています。

物忘れや置き忘れ、人や物の名前が思い出せない、といったエピソードは誰でも経験するところですが、年を重ねるにつれ多くの方が「認知症になってきたのでは?」といった潜在的不安感をもつようです。「物忘れが多くなってきたな。」と心配される方の中には、単なる加齢による自然現象の場合もあれば、認知症の前段階の場合、気分が沈んでいる(うつ状態)場合、ほかの身体的疾患が潜んでいる場合など決して単一ではありません。さらに認知症であってもアルツハイマー病以外にもいくつもの違った原因による認知症があり治療法や対処も違ってきます。当外来では、最初にMRIや脳血流検査などによる原因の検索、認知機能を心理検査で客観的に評価した上で治療をさせていただきます。
この外来が、患者さんが認知力に何らかのハンデキャップを持ちながらも、その方らしく日常の生活を営んでいけるための一助となればと考えています。

現在、脳神経内科医と精神科医にて外来を行っておりますが、症状により担当医が決まります。なお、外来の混雑を避けるために完全予約制としております。

主な診療内容

  • 問診
  • 血液検査
  • 頭部画像検査(CT、MRI)
  • 脳波
  • 神経心理検査

内科紹介では令和6年10月からレカネマブを開始しました。

主な対象疾患

  • 軽度認知機能障害
  • アルツハイマー型認知症
  • LEWY小体型認知症
  • 脳血管性認知症
  • 前頭側頭葉型認知症

その他様々な内科疾患や精神状態に起因する認知機能低下、物忘れに加え周辺症状についても診療いたします。

外来担当医表

午前
担当医
重清
内海
篠置
木村

園田
篠置
西澤
担当医

円谷
担当医
第1・3・5園田第2・4
午後 篠置 篠置
木下

園田
篠置
担当医
吉本(祥)
担当医
第1・3・5園田第2・4
  • オレンジ部分の外来は予約制です。
  • 受付時間:午前 8:00〜11:00
  • 診療時間:午前 9:00〜12:00 午後 13:00〜17:00

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