当院の特長

チーム医療に基づく地域医療

当院は、単に多くの診療科を備えているだけでなく、各診療科間の垣根が極めて低くすぐに協力体制がとれる気風が培われており、どの科を最初に受診しても各診療科の専門医がお互いに協力や意見交換をしながら『臓器ではなく全身から診る』姿勢をモット-に診療を行っています。

もの忘れの診療

認知症診療では、認知症の早期診断、周辺症状(BPSD)治療、身体合併症治療など『オールインワン専門病院』としての対応が可能です。
令和6年10月より新規の認知症予防薬(レカネマブ)の投与も開始しており、もの忘れの評価や薬剤の適応などを考慮した新しい認知症へのアプローチも開始しております。

予防医療

長寿医療の一環として、毎年『はつらつ長寿をめざして』をテーマに茨木市と協力して『市民公開講座』を開催、初夏には『あいのまちの保健室』を開催するなど地域の皆様に生活習慣の啓発など一次予防から、寝たきりの主な原因である脳卒中や認知症などへの予防を目指しています。

リエゾン医療

精神疾患をわずらっておられる患者さん、身体状況の悪化に伴いせん妄、認知症の周辺症状の悪化などを呈している患者さんの身体疾患の治療をリエゾン治療と言いますが、内科、外科などの一般科と精神科の医師が併診し、身体と精神の両面から治療にあたる体制を外来・入院ともに整えています。このような体制をもつ病院は大阪府でも大学病院などを除くと極めて限られており、近隣の精神科単科病院である藍野花園病院とも連携して地域のリエゾン治療に力を注いでいきたいと思います。