医療関係者の方へ
認知症支援
医療関係者の方へ
Medical Personnel
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超高齢社会に突入した現代の医療現場においては、認知機能低下によって身体疾患の治療に支障をきたす患者さんが増加しています。そうした方々に適切な医療を提供するため、多職種による認知症ケアチームが2016年に結成されました。
認知症ケアチームでは、患者さんのニーズを探り、最善の医療を受けられるように専門職が環境調整やコミュニケーションの方法などのアドバイスを行なっています。通常、認知症ケアチームは急性期の患者さんへの取り組みが盛んですが、当院は慢性期の患者さんのケアを充実させるためにサポートを行っています。
高齢者のせん妄や認知症高齢者の行動・心理症状(BPSD)に対し、複数のスタッフで様々な視点から関わり方を考える事で、患者さんの持てる力を引き出し、その人らしく過ごせることをめざして病棟スタッフと協働して活動しています。
認知症総合支援事業
藍野病院は、平成25年度より茨木市認知症地域支援・ケア向上事業の委託を受けて行なっています。
認知症総合支援事業は、認知症が疑われる人及び認知症の人並びにその家族の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目的としたものです。認知症地域支援推進員は、医療機関・介護サービス事業所・地域の支援機関等をつなぐコーディネーターの役割をしています。
65歳以上の方が人口の4分の1を占める現在、65歳はもう『余生』ではなく『第2の人生のスタート』と捉える時代です。そのためには認知症や寝たきりの予防、障害があっても『はつらつ長寿』を目指す生活習慣を身につけることが大切です。本講座が新たな『第2の人生』の一助となれば幸いです。
ご本人・ご家族や民生委員さんなどからの相談先として開設した認知症相談専用フリーダイヤルです。ご相談には、認知症地域支援推進員が対応いたします。プライバシーは保護されますので、お気軽にご連絡ください。(茨木市在住、在勤、在学者の方が対象となります。)